髪と頭皮のさまざまなトラブル
頭皮のトラブルの主な原因
- 頭皮は身体の中で最も皮脂腺が多い
- 手のひらや足の裏に次いで汗腺が多い
- 毛髪に覆われていて、高温高湿になりやすい
- シャンプーなどの洗い残しが 起こりやすい
⇒赤み、かゆみ、ニオイ、髪のべたつきなどのトラブルに!
これらに加えて、更に頭皮や髪に影響を与える要因があるのです
頭皮や髪に影響を与える要因
- 気候 の変化
- 環境の変化
- 加齢
- その他
気候の変化
環境の変化
環境の変化による緊張で血行が悪くなり、
頭皮へ必要な栄養が行き届きにくくなります。
それにより、抜け毛などの髪のトラブルを引き起こします。
4月から新生活を始めた方や新年度で環境に変化があった方は要注意です。
加齢
- 皮脂の分泌量が減り、乾燥しやすくなる
- 皮脂の酸化が進み、べたつきやニオイがでる
- 頭皮 ・ 髪のハリやコシがなくなり、ボリュームがなくなる
- 髪が細くなり、分け目やつむじが目立つようになる
- 毛細血管が細くなり、髪に栄養が行き届かなくなり、髪が細くなる
- カラーリングによって、頭皮や髪が傷む
その他
そのほかにも、
過度なダイエット、妊娠・出産などにより、
頭皮の状態や髪質は変化します。
【 対策 】
◆ こまめに汗を拭きとることでニオイを防ぐ ◆
汗は酸化や細菌と混ざることでニオイを発生します。
◆ シャンプーの流し残しに注意する ◆
指で頭皮のぬめりを確認し、洗浄成分が残っていないことを確認しましょう。
◆ 入浴後はしっかりとドライヤーで乾かす ◆
自然乾燥をすると、頭皮が蒸れて、細菌繁殖の原因となります。
◆ 頭皮の血行を良くする ◆
シャンプーの際に、頭皮を優しくマッサージすることで、頭皮の血行を促進させましょう
健康な頭皮から、健康な髪が育ちます。
「真夏のヘアケア」も併せてご参照ください。
⇒記事はこちら
皮膚の基礎知識-17 髪の色々
【 髪のできる仕組み 】
髪は「毛球」で作られます!
「毛乳頭」が毛細血管から血液を取り込んで、「毛母細胞」へと送り込みます。
「毛母細胞」が細胞分裂を繰り返し、それが押し出されることで髪が作り出されます。
【 髪の生え変わりの仕組み 】
髪が生え、伸びてしばらく経ってから抜け落ち、また新たな髪が生えてくる仕組みを「毛周期」と言います。
一般的には、毛周期は4~6年で、1日に50~100本が抜けます。
【 白髪のできる仕組み 】
髪に色を与えているのは“メラニン色素”。
「毛母細胞」が“メラニン色素”を取り込むことで髪に色がつきます。
何らかの理由で“メラニン色素”が作られなくなると髪に色がなくなり、光を反射して白く見えるようになるのです。
≪白髪の主な原因≫
①加齢
②遺伝
③ストレス