秋でもみずみずしい肌を
夏に受けたダメージは、秋の肌に現れる
肌のターンオーバー周期は約28日間。
肌の奥で新しく生まれた細胞は、1~2ヵ月かかって肌の表面に出てきます。つまり、夏に紫外線を浴びて活性酸素によるダメージを受けた細胞が、肌の表面まで到達して角質層となるのが秋なのです。
【夏のダメージ2大原因】
秋に多い肌トラブルは「乾燥」と「シミ」
紫外線により、肌のバリア機能の低下やターンオーバーの乱れが起き、乾燥が進行しやすくなります。
紫外線を浴びた肌は、角質を厚く固くすることでダメージから防御しようとする「角質肥厚」というはたらきが起こります。
角質が厚くなった肌は、化粧水や美容液などが浸透しにくいため、肌の乾燥を進行させる原因になります。
さらに、固くなった角質は剥がれ落ちにくいので、ターンオーバーをますます遅らせるなど悪循環につながります。
紫外線を浴びると、肌ではメラニン色素が大量につくられます。メラニンは肌を紫外線ダメージから守るためにつくられ、本来ならば肌のターンオーバーにともなって肌表面からアカとなって剥がれ落ちるもの。
しかし、ターンーバーが遅れるとメラニンが肌に溜まり続け、色素沈着をおこしてシミの原因となることがあります。
また、紫外線を浴びてダメージを受けた肌では、メラニンが過剰に作り続けられる場合もあり、これもシミの原因となります。
ダメージを受けた肌はやさしく洗おう
ダメージを受けた肌には、やさしく洗えるアミノ酸系洗浄成分を!
※こちらのトピックスも参考に!
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肌にアミノ酸を補給しよう
肌の天然保湿成分(NMF)の半分以上がアミノ酸でできています。
うるおいのある美しい肌は、NMFで満たされています。
なぜアミノ酸!?
■アミノ酸の大きさはコラーゲンの約1/3000。分子がとても小さいため、肌の角質層にも素早く浸透します。
■アミノ酸は肌に深くかかわっていて、さまざまなはたらきをしています。
日焼け止めも忘れずに
秋になっても油断大敵!
日焼け対策が必要なのは夏だけではありません。
紫外線は一年中降り注いでいます。
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皮膚と栄養-8「グルコサミン・コンドロイチン硫酸」
ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などアミノ酸を含んだ多糖のことをムコ多糖といいます。
全身の細胞表面やその周りで、ムコ多糖がスポンジのように多量の水(体液)をしっかりとらえることで、体内の保水力が保たれています。
■ムコ多糖が十分にある肌と不足した肌
■N-アセチルグルコサミン補給と肌の関係
N-アセチルグルコサミン500mgを含む乳飲料を摂取することで、顔の水分量に改善がみられた
■スキンケア製品のヒアルロン酸の役割とは?
化粧水などのスキンケア用品に含まれているヒアルロン酸は、もともと真皮に存在しているヒアルロン酸と同じ役割を果たすことこそできませんが、肌の表皮の上に留まって肌の潤いをキープし、バリア機能の改善とターンオーバーの正常化をサポートします。